Synology NAS上で仮想マシンを動かせるアプリケーション Docker があります。
NAS上に手軽にかつ、リソースは抑えてLinuxサーバを動かせます。
統合監視ツールでおなじみ ZABBIX を Synology上に展開してみました。
別の ZABBIXサーバ から Synology を監視するのはわかるけど、Synology で ZABBIX を動かす謎の試みです。
- 機器名:Synology DS3018xs
- CPU:Intel Pentium D1508 2.2GHz
- メモリ:8GB
- バージョン:DSM 6.1.3-15152 Update 8
リソース使用状況
メモリが2GBしか積んでいない下位機種では厳しそうです。
SQLサーバがメモリを喰っています。
ダッシュボード
至って普通にWEBブラウザからZABBIXのメイン画面へアクセスできます。
監視対象をテストで2台追加しました。
Synology本体と、CiscoのL2スイッチです。
Synology本体とL2スイッチには、SNMPトラップ先をSynologyへ設定してあります。
DockerのポートマッピングでSynology上のZABBIXへ届きました。
L2スイッチのトラフィックもグラフで確認できます。
日本語にすると一部文字化けしています。
Synologyの接続先のL2スイッチなので、Synology本体の共有フォルダへファイルを転送したときの様子です。
Synology の Docker 上でも ZABBIX を 上げることができました。
本業のファイルサーバついでに、社内の機器の監視もお手軽に始められます。
試してみて良かったら別途監視サーバを用意するとかでも最初はよいのではないでしょうか。
お話を頂ければ ZABBIXの設定をしてお出しすることも可能です。
Dockerで仮想化する機会がなかったのですが、これは早くて便利ですね。
弊社のファイルサーバはSynologyのHA構成ですが、監視(ZABBIX)は別のサーバでやっています。