新機能
Cisco Aironet 1800シリーズは、新機能 “Cisco Mobility Express” が搭載されています。
今までは無線LANコントローラ(無線の電波などを管理するだけの製品)と呼ばれる
単体の装置を別途導入し、アクセスポイント(無線の電波を発する製品)を利用していました。
もしくは無線LANコントローラがない場合、1台1台個別管理の自立型で利用していました。
自立型は台数が多くなると、設定するのも管理するのも大変でした。
Aironet 1800シリーズはアクセスポイントが無線LANコントローラを兼ねて動作できるようになった新製品です。
単体の無線LANコントローラと比べると機能が削減されています。
削減され簡素化された分、設定がし易くなっているため一長一短といったところでしょうか。
価格
機能比較
| 型番 | AIR-AP1832I-Q-K9C | AIR-AP1852I-Q-K9C |
| 定価(税別) | \97,000 | \139,000 |
| ATC価格(税別) | \70,000 | \99,000 |
| アンテナ | 内蔵 | 内蔵 |
| 送信アンテナ本数 | 3本 | 4本 |
| 受信アンテナ本数 | 3本 | 4本 |
| 802.11ac Wave 2 | ○ | ○ |
| 最大通信速度(論理値) | 867Mbps | 1.7Gbps |
| LANポート | 1個 | 2個 |
| 無線管理コントローラ | 内蔵 | 内蔵 |
| 標準保守サポート | 先出しセンドバック | 先出しセンドバック |
| 設定画面 | 日本語 | 日本語 |
| 電波干渉回避 | × | × |
| ゲスト無線LAN | ○ | ○ |
※価格は2018年2月現在の情報です。
コメント
メーカーも小規模のニーズに応えてということで、
複雑な設定は必要としなく、社内のIT担当者で設定もしたい場合には良い選択だと思います。
Ciscoの推奨設定値がデフォルトで設定されたり、日本語の設定画面だったりと親切設計です。
社内無線LAN(Wi-Fi)と、ゲスト無線LAN(Wi-Fi)は、Cisco Aironet 1800 シリーズでも設定可能です。
ちなみに同じCisco Aironetでも 1700シリーズは、普段IT機器を触らない方が設定しようとすると大変かと思います。
更に手軽に設定も管理も行いたい場合は、Cisco Meraki シリーズをオススメします。
Cisco Mobility Express の設定画面はこちらをご参考下さい。
手元にあった1852のファームウェアが少し古く日本語ではないのですが・・・。
