Azure 仮想マシン HDD高速化 | ベンチマーク

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Azure 仮想マシンのHDD調査

前回、社内にあったNASのベンチマークを取りました。 今回は Azure上に作成した”仮想マシン”のHDDのベンチマークを2種類取りました。 Azureの仮想マシンのデータディスクは使用量に応じて課金されます。 そのため、HDD自体は複数本使っても課金対象にはなりません。 オンプレの感覚だと理解できないですが、流石クラウドサービス。 無料ならばとHDDを5本接続して、RAID-0(ストライピング)にしてみます。 果たして仮想のHDDでも早くなるのかを確認します。 利点はRAID-0でも、仮想のHDDなので故障の心配はいりません。 流石クラウドサービス。 仮想マシンのスペック

サイズ D2_V2 Promo
vCPU 2 (Intel Xeion E5-2673 v3 2.40GHz)
メモリ 7GB
OS Windows Server 2016 Datacenter

 

HDD × 1

 

HDD × 5 (RAID-0)

 

  • パフォーマンス向上!
  • 準備するのが少しだけメンドクサイ

RAID-0 の作り方

通常のデータディスクを作成する要領で、複数本データディスクを作成します。 今回はデータディスクを5本作成しました。 ※データディスクを何本接続できるかはサーバのサイズによって異なります。

ここからはWindows Serverの基本的な操作なので、特に難しいことはありません。 ディスク管理から、接続されている5本のHDDをRAID-0にして、Eドライブとして接続させます。 新しいストライプボリューム をクリック

利用可能なディスクを全て右側へ移します。



注意 クイックフォーマット のチェックを忘れずに! ※フォーマットしてしまうと、全ディスクに書き込みが発生して課金されてしまいます。 今回は5TB分あるので無駄に高くつきます。


クイックフォーマットなので少し待っていれば終わります。

 

1TB × 5 = 5TB の RAID-0 できた “Eドライブ” が作成されました。

 

最後に

仮想マシンの”Promo”は期間限定値下げマシンでした。 価格の割りにはスペックが優秀だったので検証用に使いました。 ただ、ベンチマーク取って記事を投稿している場合ではなく、別件の検証途中でした。 検証途中で疲れにより作業が停滞したため、せめても成果を・・・と思い記事にした次第です。 Azureの仮想マシンは停止して、AzuruとオンプレのVPNを切断し、課金額を節約してから帰宅します。 中小規模向けを中心にファイルサーバや、Active Directory、ネットワーク設計・構築も承っております。

 

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